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北山敬三のブログ
研修を続けるか、否か・・・
連休の前に、親しい経営者の方々とお会いして来ました。
私の研修事業についても、心配して頂き有り難かったです。
ご自分も大変なのに、本当に嬉しかったです。
お会いした時に、
「今後、研修についてどうされますか?」と皆さんにお尋ねしました。
ある社長は、
「すべての研修をキャンセルするように通達しました。これ以上出費を増やすわけにはいけませんから」
別の社長は、
「引き続き、研修を続けていく。せっかくこれまで積み重ねてきたのに勿体ないじゃないか」
また別の社長は、
「今は休むけど、近いうちに再開するよ。研修でもやらないと新しいことを考えなくなるからね」
どれも正解です。
会社の体力や市場と相談しながら、出した結論ですから。
その中で、
私がハッとさせられたのは、最後の社長の言葉。
「研修でもやらないと新しいことを考えなくなるから」
なるほど!と目からうろこが・・・。
社長曰く、
「仕事で、何も考えないで働く社員はウチにはいない。
あれこれ考えながら、工夫もしている。
でもね、
毎日同じ仕事を繰り返していれば、
マンネリ化するし、新しいアイデアも浮かんでこなくなる。
俺でもそうなんだから、社員ならなおさらだろ!
だったら、刺激がいるだろう。
学ぶという刺激が!」
野球でもそうです。
打撃練習と守備練習を繰り返しているだけでは
強いチームにはなれません。
筋トレをして体幹を鍛えたり、
メンタルや戦略の勉強をして心と頭をトレーニングすることで、
その刺激が新しい発見や気づきを生んでくれます。
そう考えると、研修ってトレーニングみたいなものですかね。
強いところを更に鍛え、
弱いところを補い、
バランスを整える!!!
相手の心理を知り、戦略を考える。
これを定期的に繰り返し、習慣にすると「戦える体と心、頭脳」になります。
企業は人なり!といいます。
本当に会社を成長させたかったら、社員さんを成長させること。
危機管理はもちろんのこと、
社員が成長する環境を整える、
刺激を与えることも社長の仕事ですね。