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北山敬三のブログ
伸びる会社は人材教育をしている 第2回研修
私が研修をしているからという訳ではないですが、
研修をしている会社は伸びています!
研修というよりも、
人材の教育に時間とお金を使っている会社が成長しているということです。
島屋さんも、人材の教育には時間もお金もかけていますし
社長自らの学ぶ姿勢がすごい!
西井製作所さんも、中国精螺さんも、友鉄工業さんも社長が参加してくれます。
そういった会社は、とても一体感があります。
さて、島屋さん。
今回が第2回目の研修。
初回は、社長からリクエストのあった「部下の叱り方」。
これは、コミュニケーションの手順と同じなのですが、
叱るとなると感情が先走るようで上手くいかないようです。
手順を明確にすることで、改善するよう研修しました。
そして、第2回は『振り返りのための3つの質問』と『いい会議』でした。
私の師匠いわく、『振り返りは最高の学習!』
それでも、ただ振り返ればいいわけではありません。
ここでも手順があり、やってきたことを引き出す。
大切なのは、そこで何を考え、どう思ったのか。
そして、次に向かってです。
このシンプルなやり取りをやるかやらないかで、
1年先、2年先に大きな違いが出てきます。
頭でわかっていることを実行するには、手順と環境が必要です。
それを用意するのが、研修です!
次に、『いい会議』では4つのグループに分かれて議論してもらい、
最後は各グループに発表してもらいました。
今回は、質問をメインにした『質問会議』。
メンバーの一人が課題なり問題点を提供し、それを全員で話し合う。
最初の20分、
課題提供者へはアドバイスや意見するのではなく質問のみです。
ここで、表面的な問題から問題の本質を探ります。
これが意外と難しい。
ついつい言ってしまいたくなるところを我慢して、
どうやったら気づいてもらえるか?
考えて質問するからです。
それでも、さすがは島屋さんのリーダーチーム。
すぐに要領を得て、活発な質問交換が始まりました。
頂いた感想は、
「質問会議でのみんなの取り組みに熱意を感じた」
「各グループの発表を聞いて、会社の課題が明確になった」
「非常に前向きな会議になりました」
などなど。
今回のテーマは、問題発見力!
表面的な問題ではなく、
その本質を探って、そこを解決しようというもの。
「部署間の問題は、リーダーシップだった」
という結論もありました。
また、
「みんなで話し合う時間が貴重だった。
特に、部署を超えたメンバーとの話し合いは新鮮だった」
「本音を言うのは思った以上に難しかった」
「問題の本質に気づけていなかったので、対応できなかった」
と、核心を突いた意見も聞けました。
熱い議論の中から、本音の言葉が。
どこの会社も、従業員も
そうした『場』を求めていることが分かります。
実は、今回の研修のプログラムは
島屋さんの吉貴社長とディスカッションをしながら
その都度組み立てるという試みをしています。
次回は、どんな研修になるか?
続く・・・