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北山敬三のブログ

話し合う『場』があれば変われる

2016.5.17 5:47 PM

昨日、5月16日は雨模様にも拘らず、ワールド建設の会議室は熱かった!

4月に引き続き、2回目の研修。

正直、1回目の時は手ごたえといったものをあまり感じていませんでした。

意見は引き出せたものの、本気度があまり見えていなかったからです。

今回の研修では、前回明らかになった『会社のなりたい姿』。

ここを柱として議論していくことにしました。

冒頭で、

なぜ研修講師として私がここに呼ばれたのかを説明しました。

そして、研修の目的を明確にしました。

「全員の意見が反映される会議を体験する」

「会社のなりたい姿を議論し、未来へ向けての方向性を一致させ

 より良い職場づくりの第1歩にする」

次に、

前回出してもらったいくつものなりたい姿から

本当にそう思うものだけを抽出して一文にまとめました。

「利益が確保できみんなの暮らしが豊かになるとともに

 人材が育ち、働き甲斐のある会社になる」

そして、

そうなるために自分たちができることを

やらなければいけないことを考えてもらいました。

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一人10個以上のアイデアを出す。

講師からの無茶ぶりにかなり苦労していましたが、

皆さん一生懸命に考えていました。

 

出てきた意見をカテゴリーごとにまとめ、模造紙に書き出しました。

このあたりから、少しずつ熱を帯びてきました。

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意見交換に移ると、立ったまま議論したり

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座っていても前のめりの議論になったり

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話し合いは延々と続きました。

 

正直、止めるのが忍びないくらい熱い議論をされていました。

もちろん、全員参加で傍観者など一人もいません。

本当に、会社を良くしたい!

自分たちの職場をなんとしたい!

そんな想いが、ビシビシと伝わってきました。

 

とは言っても、それで終わるわけにはいかないので

最後にグループごとの発表。

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ここも熱かったですね!!!

想いの強さが、声の大きさに表れていました。

 

参加した皆さんからは、たくさんの感想を頂きました。
(そのままダイレクト載せています)

「やって良かったと思います」

「疲れました。ありがとうございました」

「前回の研修終了時には特に何も感じなかったが
今回は他人の意見も聞けて良かったと思う」

「もう少し時間があってもよかった」

「ここまで意見が出ると思わなかった」

「本心を言う機会になりました」

「継続しないと意味がない」

「他人に対する意見の聞き方が分かった」

「社長も一緒に参加してほしかった」

「個人的に問題視している人も、きちんと会議での場で
意見してくれれば、許せる面があった」

「せめて月に1回でも、グループのメンツを入れ替えて
何でも言い合える会議をしてほしい」

「会社全員でできなかったことが残念であった」

「どう各個人を巻き込んで、目標に向かって、全員で進む道を
作っていくのか1つの方法を学べたと思います」

「会社の現状と問題点が少なからず見えた。
1つでも多く改善できればいい」

 

本音が言い合える『場』と『仕組み』がない!

このことは、この会社に限ったことではありません。

もっともっと言いたいことが言い合える『場』と『仕組み』があれば

組織は活性化し、風通しが良くなります。

その『場』と『仕組み』を作るのは、

経営者・リーダーの役割だと改めて感じました。