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北山敬三のブログ
話し合う『場』があれば変われる
昨日、5月16日は雨模様にも拘らず、ワールド建設の会議室は熱かった!
4月に引き続き、2回目の研修。
正直、1回目の時は手ごたえといったものをあまり感じていませんでした。
意見は引き出せたものの、本気度があまり見えていなかったからです。
今回の研修では、前回明らかになった『会社のなりたい姿』。
ここを柱として議論していくことにしました。
冒頭で、
なぜ研修講師として私がここに呼ばれたのかを説明しました。
そして、研修の目的を明確にしました。
「全員の意見が反映される会議を体験する」
「会社のなりたい姿を議論し、未来へ向けての方向性を一致させ
より良い職場づくりの第1歩にする」
次に、
前回出してもらったいくつものなりたい姿から
本当にそう思うものだけを抽出して一文にまとめました。
「利益が確保できみんなの暮らしが豊かになるとともに
人材が育ち、働き甲斐のある会社になる」
そして、
そうなるために自分たちができることを
やらなければいけないことを考えてもらいました。
一人10個以上のアイデアを出す。
講師からの無茶ぶりにかなり苦労していましたが、
皆さん一生懸命に考えていました。
出てきた意見をカテゴリーごとにまとめ、模造紙に書き出しました。
このあたりから、少しずつ熱を帯びてきました。
意見交換に移ると、立ったまま議論したり
座っていても前のめりの議論になったり
話し合いは延々と続きました。
正直、止めるのが忍びないくらい熱い議論をされていました。
もちろん、全員参加で傍観者など一人もいません。
本当に、会社を良くしたい!
自分たちの職場をなんとしたい!
そんな想いが、ビシビシと伝わってきました。
とは言っても、それで終わるわけにはいかないので
最後にグループごとの発表。
ここも熱かったですね!!!
想いの強さが、声の大きさに表れていました。
参加した皆さんからは、たくさんの感想を頂きました。
(そのままダイレクト載せています)
「やって良かったと思います」
「疲れました。ありがとうございました」
「前回の研修終了時には特に何も感じなかったが
今回は他人の意見も聞けて良かったと思う」
「もう少し時間があってもよかった」
「ここまで意見が出ると思わなかった」
「本心を言う機会になりました」
「継続しないと意味がない」
「他人に対する意見の聞き方が分かった」
「社長も一緒に参加してほしかった」
「個人的に問題視している人も、きちんと会議での場で
意見してくれれば、許せる面があった」
「せめて月に1回でも、グループのメンツを入れ替えて
何でも言い合える会議をしてほしい」
「会社全員でできなかったことが残念であった」
「どう各個人を巻き込んで、目標に向かって、全員で進む道を
作っていくのか1つの方法を学べたと思います」
「会社の現状と問題点が少なからず見えた。
1つでも多く改善できればいい」
本音が言い合える『場』と『仕組み』がない!
このことは、この会社に限ったことではありません。
もっともっと言いたいことが言い合える『場』と『仕組み』があれば
組織は活性化し、風通しが良くなります。
その『場』と『仕組み』を作るのは、
経営者・リーダーの役割だと改めて感じました。