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北山敬三のブログ
チームコーチングと事業承継
日本の中小企業は、421万社。
従業員数は、4013万人。
いずれも総務省の発表からです。
そのうちの9割以上が、ファミリー企業と言われています。
ファミリー企業とは、
家業が企業になった会社のことです。
最初は、家族で始まり、その後大きくなり会社になった…。
そんな感じです。
中小企業で一番のポイントになるのが、事業承継です。
私の周りでも、
後継者問題に頭を悩ませている経営者が圧倒的に多い。
譲る側としては、
権力が渡せない、自分と比べたらまだまだだと思い、
潰してしまうんじゃないかと不安になり、ついつい口を出してしまう。
一方で後継者は、
なんで俺の好きにやらしてくれない。
社長を任せるって言ったじゃないか・・・。
お互いが疑心暗疑になり対立を生む。
おまけに、古株の年上の上司は認めない、抵抗をする。
事業承継あるあるです。
では、
この問題をどうやって解決していくのか?
対立する関係をどう向き合わせるか?
利害関係のない第3者が間に入り、
お互いの溝を埋めていき、同じ土俵に立たせて議論すればいい。
とまあ、正論と言えば正論ですが、
そんな簡単に解決する問題ではありません。
チームコーチングとは
そこで起こる関係性とか、
個人やチームの心理的な葛藤や昔からの考え方、思い込みなど、
様々な状況に焦点を当て、問題を見える化していく。
ここというポイントでチームコーチが介入し、
別の新たな視点を提供しながら、
チームで考え議論していくプロセスを実践する。
何がベスト選択なのか?
どうすることが周りにとって良いことなのか?
本当にどうしたいのか?
チームメンバーは回答を模索しながらもWIN‐WINに向かう。
自分たちで解決できない問題も
誰かの力、知恵を借りることでスピードがあがり
想像以上に上手く解決したってことはありませんか?
それが、チームコーチングです。